験に関わらず
勉強することはたくさんある。
新しい知識を吸収し
日々成長。

技術部 設計担当

大学卒
工学部物理システム工学科

2016年入社

学生時代、どのような研究をしていましたか?
大学は応用物理専攻で、透過電子顕微鏡(以下TEM)を用いた生物試料観察にまつわる研究をしていました。生物試料をTEMで観察すると、電子の照射によって試料の構造が劣化します。そこでどの観察方法が最も劣化を抑えられるのか、様々な方法で試料の作製、実験を行い比較しました。今の仕事とは異なる分野ですが、研究を通して身に着けた自分で課題を見つけ、改善していく力は今でも仕事をする上で役に立っています。
入社してからどんな仕事をしていますか?
入社1ヶ月目は新人研修でCADの使い方、図面の書き方など基本的な知識を教わりました。その後はOJT研修で設計、工事、保守を数か月単位でローテーション勤務し、各部署の仕事を体験しました。現在は設計グループに配属され、テレビスタジオの設計を中心に行っています。
当社を選んだ理由はなんですか?
高校時代は演劇部、大学ではジャグリングサークルに所属し、学生時代を通して舞台と関わりがありました。就職活動をするまでは舞台機構メーカーの存在は知りませんでしたが、当社を求人で目にし、劇場に関わる仕事が出来るのではないかと思い、会社説明会に参加したのがきっかけです。
成功体験を教えてください
初めて一人で設計した製品が現場におさめられたことです。
入社して9ヶ月目の頃、幕の昇降装置の部品の設計担当を任されました。それまでは先輩の図面補佐としての雑務が主で、一人で図面を描いた経験はありませんでした。先輩に何度も質問しながら図面を仕上げ、据え付け現場にも常駐させてもらいました。初めての仕事で不安でしたが、実際に自分の設計した製品が目の前で無事におさまったときは嬉しかったです。
失敗談を乗り越え方も含み教えてください
同じ現場に入った業者の納入予定の設備が描かれた総合図を正確に読めなかったことが原因で、他社の設備と私が設計した滑車の配置がぶつかってしまい、滑車の取り付け穴の位置の手直しが発生しました。この仕事では、同じ現場で作業する他社との兼ね合いを考えながら設計することが大事なのだと学びました。まだまだ設備に関する知識が浅いので、今では先輩に図面の読み方を確認してもらいながら図面を進めています。
プライベートも含み、今後の目標を教えてください
テレビスタジオの設計は機械、電気、建築だけでなくスタジオの専門知識が必要となります。今はまだ分からないことだらけで先輩に聞きながら図面を書いていますが、いずれは自分で施工物件を持ちたいです。プライベートでは電気関係の資格取得に向けて勉強しています。この資格は仕事に今すぐ必要なものではありませんが、今後自分の可能性を高めるためにも知識の幅を広げたいという思いから挑戦しています。
これから就職活動をする学生へメッセージをお願いします
当たり前に言われているようなことですが、視野を広げることが大事だと思います。学生時代の私はいわゆる「安定志向」が強く、公務員や大手企業ばかり見ていました。就職活動を通して中小企業にも魅力ある企業がたくさんあることを知り、私が最終的に森平に入社したのも、自分の固定概念を捨て視野を広げられたからだと思えます。自分がやりたいことを仕事にするためにも、早くから視野を広げ多くの企業を見てください。

私が携わった機構・設備

某テレビ局新社屋照明昇降設備製作・据付工事

初めて現場に常駐した物件です。一番印象に残っているのは、協力業者の方々の仕事ぶりです。地上10mの不安定な足場の上を動きながら、弊社の重たい装置を据え付けているのを目にし、感銘を受けました。と同時に、私達の仕事は、設計した部品を実際におさめてくれる協力業者の方がいなくては成り立たないと実感しました。現場によって天井の高さや作業できる足場は異なりますので、搬入や据え付けのしやすさも考えて設計しなければならないということを学びました。

スケジュール

9:00

朝礼

メールチェックをして案件を確認
図面作成

12:00

昼休み

※会社のお弁当を自席で食事

14:45

図面作成

製作業者からのお問い合わせに対応

15:00

定例進捗確認会

17:15

夕礼

明日の業務内容確認

17:45

退社

※時間は日によって異なります